ポルタティフ・オルガンが完成した。前回と大きく違う点は写真の通り、パイプ先端に革を巻いた栓をつけているところだ。閉管(Gedackt)にしたことで開管(Open Diapason)と比べると音が低くて柔らかくなっている。栓を上下することで調律が簡単に出来ることは大きなメリットだ。その代わり閉管はヴォイシングが微妙で、開管ではしっかり鳴るパイプが、閉管にすることでハスキーになったり、不安定になることが多く、調整不能のパイプ4,5本は作り変えている。
その他前作との変更点は、かなり多い。音域、キーをボタン、バネ、基盤の構成(7枚)、フイゴの蓋にネジがない、など。など変更点はまだあるが、詳細はオルガンのページで紹介しようと思う。
先日遊びに来た友人に篠竹のアイリッシュフルートの伴奏をしてもらった。木の作り出すオルガンの柔らかい音と篠竹の優しいフルートの音がよくあっている。
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