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篠竹で作るアイリッシュ・フルート

篠竹を使って制作しています。D管(A=442)のアイリッシュセッションでは一番よく使われるキーで調律してあります。

​篠竹は千葉の館山の節の長い篠竹を使っています。アイリッシュフルートで必要な長さを満たす竹はなかなか見つからないし、フルートの安定した音程を出す形状があり、それも条件に入れると更に貴重になります。その2つの条件を満たす篠竹で作って完成後に、アイリッシュフルートらしい低音のよく響くものとなるとさらに難しくなります。

ただしオイルをよく塗り、使い込んでいくうちに半年から1年後には少しづつ響くようになり、いい艶が出てきます。篠竹で作るアイリッシュフルートは使い込んでから楽器として完成度が増していく楽器です。

伝承で何百年も伝わってきたアイルランド音楽は楽譜を見ることがないので、真っ暗でもセッションが楽しめます。キャンプではよく仲間と演奏を楽しむのですが、アイルランドで購入した黒檀のアイリッシュフルートを椅子に置いたまま座り折ってしまった経験があります。一瞬で十数万の楽器が・・!

それ以来、キャンプにはこの篠竹のフルートを持っていくことにしました。砂が入っても、振り回しても良く鳴ってくれるとても使い勝手の良い便利な楽器なのです。

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