Positive Organ「Christina」が完成した
- Goh
- 5月29日
- 読了時間: 1分
更新日:6月20日

Positive Organが完成し、今は母屋でいろいろな方に演奏してもらいブラッシュアップの段階に入っている。ストップは無く、ゲダクト(閉管)のみ。最長の管は125センチある。4フィートの長さだが、閉管なので最低音の「C」が8フィートということになる。
C1〜D5(50音4オクターブ)
ホルツゲダクト(閉管)8ft
1133(幅) 340(奥行き) 2100(高さ)
「Christina」とはこちらの整理の都合で名付けたもので製造番号のようなもの。楽ガキ工房で制作するオルガンには、そのオルガンに関わる名前をつけることにしている。ある教会との関わりで制作したものなのでそんな名前にしている。
紆余曲折、試行錯誤を繰り返しようやく完成したChristinaは、当初は「電気の力を借りずに震災でも音楽を奏でられるオルガン」にする予定で設計し、足で小袋を膨らまし、そこから大袋に移動した空気がウインドチェストに移動するように作ったが、足の動作が予想外に忙しいこと、また空気の流れに強弱が生じてしまい音に影響することなどの不具合を解消できずに、結局電動ブロワーの力を借りることになった。
8ftの低音が重なった心地よい重音はオルガンでしか表現できないもののように思える。紆余曲折、試行錯誤の内容はここでは書ききれないが、この音はそんな苦労を忘れさせてくれるに十分だ。
Comments