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ポジティフオルガンを昭島教会へ・・

  • 執筆者の写真: Goh
    Goh
  • 2025年12月9日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年12月13日



Christinaを昭島教会に11月28日に設置した。このオルガンはポルタティフと言っていいのか、それとも50音、4オクターブもあり簡単に持ち運びができないというという意味ではポジティフ・オルガンと言わしてもらっていいのかと思うが、私にとっては初めて作る大きなオルガンだった。今年の5月29日にアップした工房通信の中で構造上のことについて簡単に触れてあるが、ゲダクト(閉管)8ftのオルガンで、私は特に最低音のC音の振動するような響きが気に入っている。


完成までは2年と半年かかってしまった。その間様々なことをやりながらとは言え、試行錯誤を繰り返しながらとしても少しのんびりとし過ぎたかという反省はある。実はこのオルガンは2022年の11月に義父の依頼で昭島教会のために制作したものだ。「須藤くんの第1号は私がお願いする」という思いを受けて製作を始めたのだが、設計図があったわけではないので、Youtubeの動画を参考にさせてもらったり、横浜みなとみらいホールの小さい方のオルガン「スージー」を見せていただいたりと、今冷静に考えてもよく作ったものだと我ながら感心している。ただポルタティフオルガンの構造はよくわかっているので、ウインドチェストなどはパイプを使う分かえって作業は楽かという予想は当初からあったのだ。


義父もこのオルガンの音色を聞くのを楽しみにしていたようだ。クリスマスも近くなり、この年末はこれまでの教会のリードオルガンに加えてこの小さなパイプオルガンで奏でる予定で教会に設置した。12月7日にはベッドにもなる車椅子のまま教会で、初めてこのオルガンの音色を聴いてもらおうと介護タクシーを準備していたが、この日の早朝に亡くなられた。


7日は礼拝に一緒に出かけるはずだった義父を妹にまかせて妻と二人、何年ぶりかの礼拝に出かけ、自分の作ったオルガンが奏でる讃美歌の透明な音楽に心を震わせることができた。私が礼拝に出かけたのは何年ぶり、ではなく十数年ぶりか・・、私にはそれほど遠い場所にある教会だったが、オルガンを置いたことで、この日は礼拝の最初から大人しく座っていた。まんまと義父の策略に引っかかってしまったようだ・・・。

 
 
 

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